やらないといけないことを、明日はやろう、明日こそはやろう、と思いながら、またできなかった。がんばると決めたのに、途中で挫折してしまった。毎日の積み重ねだとわかっているけど、ついついサボる。
そういう、自分のだらしない部分や、できない自分を感じて自己嫌悪に陥ること、ありますか?
私は何回もあります。そして、その都度、こういうダメなところは克服して無くさないといけない!と思って、なんとかしようとしていました。
そうこうするなかで、自分なりに達した結論があるので、ここではそれを紹介したいと思います。
ダメな自分は居なくならない
これが結論です。そういうの、無くすのはムリ。人間、基本は怠惰にできているんだと思います(私だけなのかもしれません。違うよ、という方はスルーしてください)。
それをダメだダメだ、と自己嫌悪に陥って、自分を責めて、何とかしないと、と足掻こうとしても、余計に何もできなくなって負のスパイラルでどんどん深みにハマってしまうんですよね。どうしましょう。。。
ダメウィルス発見
数年前からコロナ禍が続き、コロナ関連のニュースや情報が頻繁に入ってくるようになったからか、最近ふと、こういうダメな自分というのは、ウィルスみたいなモンじゃないか?と思うようになりました。
相変わらずコロナで騒いでいますが、それに限らず風邪やインフルエンザもそうだし、それ以外もいろんなウィルスがいつでも飛んでいます。
そして、私たちの体内にも入っています。意識していないだけで、菌やウィルスがゼロの状態は有り得ません。
でも、じゃあなぜいつもいつも病気になっていたりしないのか、というと、体内に抗体があるからですね。
体の免疫力が強いと、ウィルスが入ってきても増殖を抑えられるから、体にダメージがあるほど増えない状態でコントロールできているから、症状には表れません。
なので、常になんらかのウィルスか菌か、そういうものが体内に居て、なくなることもないし、その必要もないんです。ちゃんと管理してくれるヤツも居るから。
しかし、寝不足とか疲れとか、要因があって一旦その免疫力が下がると、ウィルス軍が勝ってしまうことがあります。
そうすると、体に不調が出ますね。そして、免疫軍もなんとかウィルス軍をやっつけようと戦います。それが発熱になったりするわけです。
それから、免疫軍が勝てば風邪は治りますが、風邪のときにムリしたりして免疫軍がウィルス軍討伐に専念できないと、風邪をこじらせたり、ひどいと重症化しますね。
ダメウィルス対策
前フリが長くなりましたが、なんとなくそれと同じイメージをしています。
ダメな自分は、本来の健全な自分の中に必ず居るウィルスだとしましょう。
前の説明の通り、体内に必ず居て、絶対にゼロにはならないものなんです。だから、無くしてしまうのはムリだし、無くさなくても良いんです。
要は、免疫力の方が勝てば良いので、風邪をひかないように注意するのと同様、普段から免疫力を高めるように気をつける。栄養のあるものを摂って、睡眠も十分取るイメージです。
それから、風邪を引いた(=ダメな自分に犯された)と思ったら、何も考えずとにかく休む。ムリするとひどくなりますからね。
そうやって気をつけていると、風邪のひき初めに、『あ、風邪かも』とわかるようになってくるのと同様、あ、このままいくとひどくなるな、というのがわかってきて早めに対処(休むこと)ができるんじゃないでしょうか。
早めに対処すれば軽い症状で済むのも風邪と同じですね。
そして、年に何回かはどうしても何日か寝込むような流行風邪があるのも仕方ない、と諦めておきましょう。
どうせうまくいかないときは諦めて休むことに抵抗がなくなる方が良いです。
風邪に特効薬ナシ
と、いうことで、ダメだなぁ。と思う自分は、風邪かなんかのウィルスと同じだと思って対処したらわりとなんとかできるんじゃないか、と考えた次第です。
「風邪の特効薬を作ったらノーベル賞がとれる」 と言われているくらい、風邪のウィルスを完全にやっつける薬はないんです。免疫力で勝つしかない。
同じように、ダメな自分も、自分の力で制御するしかない。
でも、人間、ときには風邪をひくよな、とか、風邪をひきやすい体質だしな、とか、そのくらいに考えておけば、深みにハマることも少なくなるんじゃないでしょうか。
まとめ
- ダメな自分は居なくならない。そういうモンだと諦めましょう。
- ダメな自分はウィルスみたいなものと考える。
- ウィルスを完全に無くす特効薬は無い。
いま、みんなコロナ対策が習慣化していると思います。
コロナは完全に死滅してしまうことはないな、というのはなんとなく実感してきているのではないでしょうか? “ウィズコロナ”という言葉がそれを表していますね。
同じような要領で、悪い自分ウィルスとうまく“ウィズ”できるような対策を身につけてみてはどうでしょう?
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