最近、本を読んでいますか?
情報収集や学びのために本を読んでいた人も、最近は、ネットで情報は取れるし、YouTubeなんかで簡単に学習できる動画が見つかったりするので、本から遠ざかっている人も居ると思います。
私も、どちらかというと以前は人一倍本を読むほうだったと思いますが、最近はつい、手軽に情報を得られるネットを多用してしまっています。
もちろん、便利なものを便利に使うことは良いことだと思うのですが、それでもやっぱり本を読むこと、本から何かを吸収すること、って大事だなぁ。
と、思うことがあったので、ここで紹介します。
私の読書歴
私は昔から本をよく読むほうで、自然と読書は習慣になっています。そして、それが本当に良いことだと感じています。なので、これまであんまり本を読んでいなかった人にも、読書をお勧めしたいとも思っています。
子供の頃、家がそんなに裕福ではなかったこともあってか、母親の教育方針か、おもちゃとかモノはあまり買ってもらえなかったのですが、本だけは欲しいと言えばわりとすぐ買ってくれていた記憶があります。
母親が読書好きで、本を読むことの価値を大きく捉えていた気がします。
本を読んで得るものは大きな財産になる、ということを言ってとにかく読書を勧められました。
逆にテレビは1日1時間まで、マンガは小遣いで買う(当時の小遣いでは月に単行本1冊買えるかどうか)、当時大流行していたファミコンも買ってくれない、という徹底ぶり、というか小学生にとってはキツい措置でした。
でも、それほど苦ではなかった気もします。自分自身も読書が好きだったんでしょう。
そのおかげで読書が習慣になり、買ってもらう以外にも、学校の図書館で借りまくって読んでいましたので、かなりの読書量だったと思います。今ではそういうふうに育ててくれた母親に感謝しています。
その習慣が大人になっても続いていて、活字を読むことに抵抗がなく、速く読めるようにもなっていると思います。
読書のススメ
別に読む本は何でも良いと思うのですが、みんな読書はした方が良いな、と思います。あらためて思う本を読むことの良さ、お勧めポイントは、
① ネットや俗世と一旦縁を切って自分だけの世界ができる
② いろんなことが疑似体験できる
③ 想像力が豊かになる、イメージする能力がアップする
④ ボキャブラリーや表現力の幅が広がる
と、いうのが大きなポイントだと個人的に感じています。
第①の点については、いまの環境では、どうしてもネットやチャットが便利で多用してしまい、常に何かしらで誰かしらと繋がっている感覚があります。
ずっとそれが続くと、落ち着いて考えることが減ってきて、なんとなく流されているようになる気がします。
そこで、本に没頭する時間を作ると、外部との接続をオフにして、自分自身を見つめ直す、というか、自分が居る現実をちょっと俯瞰で見ることができる気がします。
こういう時間を定期的にちょっとずつでもとれるのがかなり大事だと気付きます。
ちょくちょく見直しながら進める感じですかね。知らない間に大きくズレてることが無くなる感じ。
第②に、本によって、自分で経験しなくてもその世界を疑似体験できる、ということがあります。
ひとはできるだけ多くのことを経験していくべきで、そのことによって成長していくんだと思いますが、実際はひとりでそんなにたくさんのことは実際に経験できませんね。
そこで、他人が経験したことを本から手に入れます。
もちろん、実際に経験した人と同等にはなりませんが、少しずつでも疑似体験でき、それをたくさん集めることによって自分だけでは会得できないものを蓄積していけます。
また、第③点、そういった他人の経験などを受け取る際に、マンガや映画などではそこに表現された通りのことを受け入れるだけになりますね。
でも、文字で書かれたものだと、表現されたものをヒントに自分の頭の中でビジュアル化する作業が必要です。
事実をありのままに理解しないといけない情報などは、もちろん、ビジュアルで表現されたものから情報を得るほうが良いのでしょう。
でも、自分の知らない世界についての描写や、他人の体験などについて、文字からの情報をヒントに自分の中でビジュアルイメージを作る、というのは、人の話を理解するときなどにもすごく役に立ちます。
私も、幼少の頃からこういうクセがついていたので、考えるときにイメージを作って整理することがわりとうまくできるようになっていたと思います。
第④は、言葉や表現方法を吸収できることですね。
知らない単語や、自分がしたことがない表現の仕方に触れることによって、それを自分のストックに取り入れることで、自分が何かを表現するときの説得力や的確さが増します。
そのほかにも良い点はあると思いますが、ざっと思いつく大きなポイントはこんなところです。
読書のデメリット
一方、読書のデメリット、ということについて考えてみましたが、致命的なデメリットは思いつきませんね。
情報を得る、という点では、本からそれを吸収する場合、購入する、という行為から考えると、ネットから得るより時間やコストがかかる、ということはあります。
あとは、保管に難あり、という点でしょうか。読み終わった本がたまってくると、結構場所をとるんですよね。
だから、新しい本を増やすために、適度に古い本は処分していかないといけません。でも、どのタイミングでどの本を処分するか、決断が難しいところです。
私も引っ越しの度にゴッソリ処分してきましたが、昔買った本をまた読みたくなって、でも『ああ、もう無いんか』とガッカリ、ということもあったりします。
まあ、でもせいぜいその程度です。
最近では電子書籍もありますから、その場合は保管の問題は発生しませんね。
電子書籍が良いか、紙の本が良いか、ということについては、どっちが絶対的に良い、というものではないし、細かいことを書き出すと長くなるので、ここでは割愛します。
まとめ
とにかく、本を読むことから得られること、メリットはものすごく多いと思いますし、仕事の上でもなにかと役に立つスキルや習慣が知らないうちに身についていたりします。
なので、ちょっとでも本を読む時間を作ってみてはどうでしょうか。
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